光彩  ひかり



そばにいるとほっとできる人がいる
そばにいると元気になれる人がいる
そばにいるとほほえみたくなる人がいる
なぜだろう 同じ人間なのに

いつも自信を持てる人がいる
いつも前向きな人がいる
いつも笑顔の人がいる
なぜだろう 同じ人間なのに

盲導犬をつれたあの人は
なぜあれほどまでに
明るくふるまえたのだろうか
十九歳で足をうしなったあの青年は
なぜあれほどまでに
やりとげることができたのだろうか
ひとりぼっちのあの少女は
なぜあれほどまでに
笑顔でいつづけられたのだろうか

あの人たちはつらくはなかったのだろうか
あの人たちはなげだしたくはなかったのだろうか
あの人たちは特別な人間なのだろうか
自分はおなじようにはできないのだろうか

光彩 光の彩り
光彩はいつも明るい
光彩はいつもまっすぐ進む
光彩はいつもあたたかい

その光彩に人々はやすらぎ
その光彩に人々は勇気づけられ
その光彩に人々は晴れやかになる

その明るい光彩はいつも自ら輝く
そのまっすぐな光彩はいつも自ら進む
そのあたたかな光彩はいつも自ら包む

人間にもまたその力がある
それは生きているから
それは命を持っているから

生きているからこそ
そこから始められる
命があるからこそ
幸せに出会える

人間に特別などありえない
ただ生きる意志のちがいだけ
その前向きに生きる意志が
自分を幸色に彩る

光彩はいつも明るい
光彩はいつもまっすぐ進む
光彩はいつもあたたかい

光彩とは生きる力
光彩とは命の輝き
その光彩は必ず闇をうちやぶる

さあ雨が降っても立ち止まらずに
光彩のように自分に明るく
光彩のように自分にまっすぐに
光彩のように自分にあたたかく

幸せとはあたえられるものではなく
自ら創り出すもの

さああの光彩(にじ)をめざして
自らを信じて
自らの勇気で
自らを笑顔に

光彩は君の中にあり


君の限りない未来を信じて贈る

平成十四年三月二十五日  君の担任