<絡んだ糸>

時の悪戯が糸をぐるぐると絡め始める
真実はわかりにくい
真実は見えにくい
真実は陰に隠れ
猜疑心が心を包む
闇が心を満たす
光無ければ 灯り無ければ
余計 真実は見えにくい
人の心は十人十色
感じ方も十人十色
考え方も十人十色
どれも当人にとっては真実 誠 
例え他からそれがどのように見えようとも
己にとっての真実

糸が私の首をきつくきつく絞めていた
そろそろほぐし始めるか
酸素不足で私の脳も身体もそして心までも
新しい酸素吸えずにもがいていた

ゆっくり ゆっくり 
新鮮な酸素に出逢うため
いつかこの糸をほぐしてみせる

しかし 私の心は
まだそれに立ち向かうことを
拒否するかのように
警報をけたたましく鳴らしている
立ち向かう必要など無いのであろうか

まだまだ糸は絡んだままである